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< 絵本のすばらしさ >を より たくさんの人に 知って欲しいと思っています。  
プロフィール
HN:
ながちゃん 
性別:
女性
趣味:
絵本・物づくり・猫いじり
自己紹介:
読み聞かせ歴16年~
いろいろな所で活動中!
おはなし会を より楽しくする
ために、手遊び ・ 紙芝居 ・ パネルシアター ・ ペープサート ・ 人形劇 ・ 腹話術 ・物づくり(工作?)まで~ あらゆるモノに 手を延ばしています。
平和の朗読会もやっています。
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「犬たちを送る日」

  
      
           
「犬たちをおくる日」   
  < この命、灰になるために生まれてきたんじゃない >
       著/今西乃子・写真/浜田一男   金の星社  
 
  
人間に必要とされなくなり、殺処分される動物たち。
・・・・・可愛いだけでは、飼ってはいけない。
<飼う動物の命に、責任をもつこと>を訴える本。
   
愛媛県動物愛護センターの ドキュメンタリー。    

 
 
  ここに連れて来られた動物たちは、ほんの数日しか

                             生き長らえることができない~
    
    
   その命、その最期に向き合う職員さんの思いと、                                
 動物たちの< 声なき声>を感じてください。  
                                                                  
 
  ~添えられた写真は心に刺さります。

 
   捨てられる命を ひとつでも 減らせるように~

           
    


 
動物愛護週間(9月20日~26日)は、終わってしましましたが、
今、行きつけの図書館で、パネル展があっています。



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      ~もう一度考えてみませんか?ともに生きるために~

          大分県北部保健所  / 主催
         北部保健所管内動物愛護推進員 / 協力




「犬たちをおくる日」にあるような写真が、
たくさん 掲示されていました。 


母犬のおっぱいを飲む子犬たちの写真も~
小さな子猫、あどけない瞳の子犬たち~


やはり、自分の住んでいるところでも、犬や猫の命がこういう形で
喪われていることを知り、ショックでした。

さらに、犬に比べて捕獲されている猫の多さに驚きました。

桁が違う~
犬が主だと思っていた~




小学校で、この本の紹介をする時、「殺処分」という表現に、
少しとまどいました。
「死ぬ」ましてや「殺す」という言葉が言い辛かった~

その時、ある子どもが「安楽死」と声を上げてくれました。

読み聞かせが終わり、記録をつけるために職員室に戻る途中、
「安楽死」では、絶対にない!ということに気付きました。

その場で、「それは違うよ」と即答できなかった自分~
申し訳ない~


読み聞かせに行く小中学校に、この本の紹介と
このパネル展があっていることを書いた掲示物を作り、
貼ってもらうようにお願いしてきました。



この身近な現実を 知ってもらい、
  「命の重み」を再認識してもらえるように~

                                
                        

     ・・・私の横で、我が家の老猫が 寝息を立てて寝ています。



              
 

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「よしこがもえた」 vol.3  <焼夷弾について 2>

 B-29は戦隊を組んで、日本各地に 焼夷弾を
たくさん 落としました。


1945年3月10日の東京大空襲では、300機以上のB-29が
やって来て、
ひと晩に10万人が亡くなりました。

3月13・14日の大阪大空襲でも、274機が来て、焼夷弾を
落とし、
甲子園球場の約530個分が 焼け野原になった
そうです。 
   
 
 
今回の平和集会の焼夷弾による空襲の説明に、使わせて
いただいた写真、この3冊から 選ばせていただきました。


              
          ※ 戦火の中の日々<1>より
  
                    

        ←子ども用   


ものによっては、焼死体の写真があり、とても心が
痛みました。
 もちろん、それを子どもに、見せるわけにはいきません
が、できるだけ 戦争の恐ろしさを伝えるために・・・・・

絵本の 「よしこがもえた」の中の、文字のない空襲の
ページに  効果音を使いました。

探しに探して、機銃掃射の音が入っていない<爆弾投下>
の効果音に、<空襲警報>を重ねたものを 使いました。


しかし・・・・・
空爆って、恐いですね。
もちろん地上戦も恐いけど~

空からだと、地獄と化した 下の様子が わからない~
攻撃する側としては、さほど 良心は痛まないのかも~

知れば知るほど、戦争の恐ろしさがわかる気がします。

伝えなきゃ、ダメですね。

読み聞かせの中で、戦争の話、時々取り入れたいと
思っています。
   
   

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「よしこがもえた」 vol.2  <焼夷弾について 1>


 <焼夷弾について>


日本の家は、木でできているので、燃えやすい。        
そこで、第2次世界大戦の時、日本に対する攻撃には、
火事を起こす「焼夷弾」が たくさん使われるように
なりました。


「焼夷弾」にも、いろんな種類がありますが~


  これが、「焼夷弾」( 子爆弾  )


     

金属製の六角系の筒。
大きさは、直径8cm・長さが50cm・重さは2・7kg程度。
この中に、ゼリー状の油が入っています。
まっすぐ落ちれば、より確実に爆発することができるし、
瓦の屋根を突き抜ける事が出来るので、
細長い布(きれ)
のリボンがついていました。 
 

そして、これが、焼夷弾の 親爆弾

     
 
この中には、先ほどの焼夷弾が19個で2段
もしくは、16個が3段 になって、入っています。


                     



この親爆弾がB-29から 落とされると、まず 上空
700メートルあたりで、
これが爆発します。
すると、中の焼夷弾が 散らばって落下する。

この段階で、先ほど言ったリボンに火がつくと
「火の雨」のように見えました。


焼夷弾が地面に落ちると、爆発してゼリー状の油に
火がつき、
それが一面に まき散らされます。


家が密集していると、たちまちあたり一面、
「火の海」のようになります。


そうなったら、もう火を消すことはできないし、

火に囲まれて、逃げることもできない。 
 

また、焼夷弾が直擊したり、爆発で 焼夷弾の金属片が
飛び散って、つきささったりもしたそうです。


                                        ※  焼夷弾図面「東京大空襲 戦災誌」より




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「よしこがもえた」 vol.1


8月9日、小学校の登校日。
平和集会がありました。
毎年、15~20分時間をいただいて、平和の読み聞かせを
させていただいています。


今年は、空襲の本です。

                
                    
                          「よしこがもえた」

        作 / たかとう匡子(まさこ)・たじまゆきひこ                                                        新日本出版社


1945年7月3日におこった B-29による 姫路の空襲。

作者が、小学校の1年生の時、空襲で一緒に逃げていた
3歳の妹を
亡くしたお話。実話です。


おかあさんが出産、新しく妹が産まれた日の夜、
空襲が起こる。

逃げている時、家族とはぐれ、隣にいた妹のよしこ
と二人、
焼夷弾にたたきつけられ、ふき飛ばされ~
よしこは、まるで 空き缶のように転がっていく・・・・・

気が付いた時は、防空壕の中。

よしこは、頭も顔も 焼きなすのようにこげていて、
目をつぶったまま「オ テ テ キレイニ チ テ」と
小さくつぶやきながら 
死んでしまう。



「空襲」といえば、爆弾と機銃掃射による攻撃をイメージ
しますが、日本の家屋は、木造住宅なので燃えやすい~
いうことで、開発された
<焼夷弾>
 
今回、改めて<焼夷弾>について調べてみました。
 
  

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「 白旗の少女 」

  
今日は「沖縄慰霊の日」ということで・・・

 
     

     「
 白旗の少女 」

   
          著 / 比嘉 富子  ・ イラスト / 依光 隆       
                  講談社

             / 青い鳥文庫    17.2 x 11.4 x 1.8 cm
             / 単行本      21.2 x 15 x 2.2 cm 


  
   
白旗を持った少女の ビデオや写真を 見たことがありますか? 
 
 沖縄の地上戦のこと、どれだけ知っているのだろう?
  < 沖縄 > に対して、大人はともかく、子どもたちは、
  明るいイメージしか ないのでは?

 
   71年前、一般住民を巻き込んだ地上戦~
 4人に1人が 亡くなったと言われています。
 
  
 「白旗の少女」は、富子 7歳。
 沖縄にアメリカ軍が上陸、父親も消息がわからなくなった。
 言いつけどおり、姉2人兄1人で逃亡生活をする。
 しかし、海岸で隣に寝ていた兄は流れ弾に当たり、亡くなった。
 他の家族とも はぐれ、たった一人で 戦場と化した沖縄の島を
 さまよいます。その間、いろいろな恐ろしい体験をすることになります。
 胸から血を流してぐったりとしている母親の、流れる血を
 すすっている赤ん坊を見たり、敵に見つからないようにと、
 赤ん坊や負傷兵の命を絶つ 日本兵の姿を見たり~
 自分も 日本兵に殺されそうになり、逃げ回りました。
 
   生きるために 水や食べ物を求め、いろいろな知恵を
 身につけ、
偶然見つけたガマで、ひっそりと暮らす老夫婦に 
 出会います。
 

  
少女は、優しくしてくれたその老夫婦との死を覚悟しますが、
 命の大切さを
説かれ、白旗を持たされて投降し、助かることが
 できました。   

         
   これは実話です。
 沖縄戦のことが 実によくわかる本だと 思います。
  
 是非、読んで欲しい本です。
 
 
 

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