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<焼夷弾について>
日本の家は、木でできているので、燃えやすい。
そこで、第2次世界大戦の時、日本に対する攻撃には、
火事を起こす「焼夷弾」が たくさん使われるように
なりました。
「焼夷弾」にも、いろんな種類がありますが~
これが、「焼夷弾」( 子爆弾 )
金属製の六角系の筒。
大きさは、直径8cm・長さが50cm・重さは2・7kg程度。
この中に、ゼリー状の油が入っています。
まっすぐ落ちれば、より確実に爆発することができるし、
瓦の屋根を突き抜ける事が出来るので、
細長い布(きれ)のリボンがついていました。
そして、これが、焼夷弾の 親爆弾。
この中には、先ほどの焼夷弾が19個で2段
もしくは、16個が3段 になって、入っています。
この親爆弾がB-29から 落とされると、まず 上空
700メートルあたりで、これが爆発します。
すると、中の焼夷弾が 散らばって落下する。
この段階で、先ほど言ったリボンに火がつくと
「火の雨」のように見えました。
焼夷弾が地面に落ちると、爆発してゼリー状の油に
火がつき、それが一面に まき散らされます。
家が密集していると、たちまちあたり一面、
「火の海」のようになります。
そうなったら、もう火を消すことはできないし、
火に囲まれて、逃げることもできない。
また、焼夷弾が直擊したり、爆発で 焼夷弾の金属片が
飛び散って、つきささったりもしたそうです。
※ 焼夷弾図面「東京大空襲 戦災誌」より