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< 絵本のすばらしさ >を より たくさんの人に 知って欲しいと思っています。  
プロフィール
HN:
ながちゃん 
性別:
女性
趣味:
絵本・物づくり・猫いじり
自己紹介:
読み聞かせ歴16年~
いろいろな所で活動中!
おはなし会を より楽しくする
ために、手遊び ・ 紙芝居 ・ パネルシアター ・ ペープサート ・ 人形劇 ・ 腹話術 ・物づくり(工作?)まで~ あらゆるモノに 手を延ばしています。
平和の朗読会もやっています。
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「よしこがもえた」 vol.1


8月9日、小学校の登校日。
平和集会がありました。
毎年、15~20分時間をいただいて、平和の読み聞かせを
させていただいています。


今年は、空襲の本です。

                
                    
                          「よしこがもえた」

        作 / たかとう匡子(まさこ)・たじまゆきひこ                                                        新日本出版社


1945年7月3日におこった B-29による 姫路の空襲。

作者が、小学校の1年生の時、空襲で一緒に逃げていた
3歳の妹を
亡くしたお話。実話です。


おかあさんが出産、新しく妹が産まれた日の夜、
空襲が起こる。

逃げている時、家族とはぐれ、隣にいた妹のよしこ
と二人、
焼夷弾にたたきつけられ、ふき飛ばされ~
よしこは、まるで 空き缶のように転がっていく・・・・・

気が付いた時は、防空壕の中。

よしこは、頭も顔も 焼きなすのようにこげていて、
目をつぶったまま「オ テ テ キレイニ チ テ」と
小さくつぶやきながら 
死んでしまう。



「空襲」といえば、爆弾と機銃掃射による攻撃をイメージ
しますが、日本の家屋は、木造住宅なので燃えやすい~
いうことで、開発された
<焼夷弾>
 
今回、改めて<焼夷弾>について調べてみました。
 
  

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「金のひしゃく」 北斗七星になった孤児たち


 「金のひしゃく」 北斗七星になった孤児たち



                                                        
      発行 /  
財団法人 中国残留孤児援護基金
                            
               作 / 増田 昭一  
                    


先日の中学校の読み聞かせに、知人が読んだ本~
話を聞いて、見せてもらった。

戦後の満州の引き上げ者のお話。
・・・そう言えば、小学校の時 友達のお母さんが、取るものも取らず
   日本に帰ってきたという話を 聞いた事があったな~

昭和20年8月9日、ソ連軍が満州全土に侵攻。
120万の人たちが家を失い、翌年の春までに20万人に近い人たちが
戦争、飢え、寒さ、病気の犠牲になったという。
そこで暮らしていた人たち、亡くなった多くは子どもとお年寄りだったと~

2月の満州は、氷点下20~30℃の日が続くそう~


「難民収容所」という言葉が出てくる。
 そうか、当時 日本人も「難民」だったんだ~と気づかされる。


難民収容所は、終戦当時は出入りが激しかったが、冬の訪れと共に
ひっそりとして~
収容所にたどり着いた人たちは、疲れと栄養失調と病気、特に発疹チフスの
ため、たった3~4ヶ月の間に 半分以上もの人が 死んでしまったらしい。

これに驚いた <新京敷島地区日本人会> 有志の人たちが、おかゆの炊き出しを
始めてくれた~


登場するのは、4人の孤児たち。
栄養失調に、病気もかかえ、子どもたちを気づかったり、守ってあげる大人はいない。

ただ、2週間に1度炊き出しに来てくれる おじさんだけが
その子どもたちに きちんと向き合ってくれる。

そのおじさんも もちろん生活は大変で、それでも炊き出しを続けてくれていて、
子どもたちはそんなおじさんに 心から感謝している。


   足首が片手で握れるようになったら、2~3週間で死んでしまう。
  下痢をしたり、食べるものが欲しくなくなったら、数日で死んでしまう。
   這いずるようになったら、あと3~4日で死んでしまう。
   手足の感覚がなくなり、動けなくなったら、あと1~2日で死んでしまう。
   熱が出て意識がなくなったら、まもなく死んでしまう。


このことを、孤児たちは今までの経験で知っていた~
友だちの命の尽きる日のこと、自分の命の尽きる日のこと~


収容所の中、ストーブで暖が取れるのは、大人か、親子連れ。
親のいない子どもたちの居場所は、寒い寒い窓際~


子どもたちはおじさんに感謝しながら、次々に亡くなっていく。
最後に残った子どもが、わずかに残った力をふりしぼって おじさんに
手紙を書く~
その2時間後、やはり感謝しながら その子も亡くなる・・・


  日本に帰れたら、みんなでお金を出し合って、親切にしてくれた
  おじさんに 金のひしゃくを つくってあげたかった~
      でも、それができないことがわかった~ごめんなさい。
      お空のひしゃくぼし(北斗七星)が見えたら、おじさんに送った
      金のひしゃくだと
 思ってください。
      キラキラと瞬いて見えた時、ぼくたちが「おじさん ありがとう」と、
      声をそろえて
言っているのです・・・・・
      おじさん、ほんとに やさしくしてくれてありがとう。


心が痛い・・・・・


この本を書いたのは、1928年生まれの 増田昭一さん。
このお話に出てくる4人の孤児たちは、実在した子どもたち~
その過酷な時期を 一緒に過ごした 増田さん。
この孤児たちよりも、少しばかりお兄さんだったが、やはり収容所で発疹チフスに
かかり、母を亡くし、自身も生死をさまよったらしい。


・・・・・子どもたちに、読みたい。
でも、泣かずに読む自信がない。


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「たべたのだーれだ?」


福音館書店  「こどものとも 012」 8月号                      
 
               
 
                        「たべたのだーれだ?」
 
                                     
                                           たむらしげる/作  


しかけ絵本~

チーズや 葉っぱや さくらんぼの 穴?から、ちょっぴり覗く動物や虫たち~
もう かわいくて、かわいくて~


ぜったい、子どもたちは喜ぶだろう~と、4冊購入!
月刊誌なので、1冊 420円のお手頃価格!emoji

さっそく、知人にプレゼント !
もちろん、1冊は マイブックemoji


 〇〇を たべたの だーれだ? の文には、             
                               白地にシンプルなイラスト

 
 答えの挿絵は、色鮮やかなバックに、
                               〇〇を食べた ねずみやあおむし~



福音館書店の「こどものとも 012」は、小さな子がガジガジ
してもいいような 
全ページ、厚めのしっかりとした紙質~

で、このお値段!


前回は「ねむたい ねむたい」2015年 7月号

うれしくて、お気に入りが発刊されると、やはり 本屋さんで4冊注文~


来月号も、なんだか私の好みの様な?
楽しみです!

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「 白旗の少女 」

  
今日は「沖縄慰霊の日」ということで・・・

 
     

     「
 白旗の少女 」

   
          著 / 比嘉 富子  ・ イラスト / 依光 隆       
                  講談社

             / 青い鳥文庫    17.2 x 11.4 x 1.8 cm
             / 単行本      21.2 x 15 x 2.2 cm 


  
   
白旗を持った少女の ビデオや写真を 見たことがありますか? 
 
 沖縄の地上戦のこと、どれだけ知っているのだろう?
  < 沖縄 > に対して、大人はともかく、子どもたちは、
  明るいイメージしか ないのでは?

 
   71年前、一般住民を巻き込んだ地上戦~
 4人に1人が 亡くなったと言われています。
 
  
 「白旗の少女」は、富子 7歳。
 沖縄にアメリカ軍が上陸、父親も消息がわからなくなった。
 言いつけどおり、姉2人兄1人で逃亡生活をする。
 しかし、海岸で隣に寝ていた兄は流れ弾に当たり、亡くなった。
 他の家族とも はぐれ、たった一人で 戦場と化した沖縄の島を
 さまよいます。その間、いろいろな恐ろしい体験をすることになります。
 胸から血を流してぐったりとしている母親の、流れる血を
 すすっている赤ん坊を見たり、敵に見つからないようにと、
 赤ん坊や負傷兵の命を絶つ 日本兵の姿を見たり~
 自分も 日本兵に殺されそうになり、逃げ回りました。
 
   生きるために 水や食べ物を求め、いろいろな知恵を
 身につけ、
偶然見つけたガマで、ひっそりと暮らす老夫婦に 
 出会います。
 

  
少女は、優しくしてくれたその老夫婦との死を覚悟しますが、
 命の大切さを
説かれ、白旗を持たされて投降し、助かることが
 できました。   

         
   これは実話です。
 沖縄戦のことが 実によくわかる本だと 思います。
  
 是非、読んで欲しい本です。
 
 
 

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「へいわって すてきだね」

 
今日は、71年目の「沖縄慰霊の日」です。

 
2013年6月23日、「沖縄全戦没者追悼式」で 沖縄の与那国島に
住む小学校1年生の 安里有生君が、 
<平和を願って作った詩> を 朗読しました。
 
沖縄のおじい・おばあが、涙を流したそうです。
 
 この詩に感銘を受けた 絵本作家の長谷川義史さんが、
心のこもった絵を付けて、とても素晴らしい絵本に なりました。 
       「へいわって すてきだね」
                                          作/安里有生 ・ 絵/長谷川義史
                         ブロンズ新社
        
                   
『平和を願う心』 が 素直に 伝わる本です。
  
たくさんの人に 見て欲しい。 
小さな子どもさんにも 是非読み聞かせて下さい。
  
へいわって なにかな。
みんなで 考えて いきたいですね。
 

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