図書館で、見たいと思っていた映画の絵本を見つけた。
「母と暮らせば」
山田洋次監督、吉永小百合さん・二宮和也さん主演、
2015年12月放映の映画の絵本である。
長崎の原爆の熱線で、一瞬にして消えた医学生と、遺された母親の話。
絵本があるとは 知らなかった。
3年目の命日、亡霊となって 母の元に現れた 浩二~
寄り添うことで 母を慰め、叶わなかった夢を語る。
山田洋次監督は、井上ひさしさんが晩年に構想していた、
「ヒロシマ」・「ナガサキ」・「沖縄」をテーマにした「戦後命の三部作」の
遺志を引き継ぎ、「ナガサキ」をテーマに制作されたと聞く。
ちなみに、映画
「父と暮らせば」は、娘役に 宮沢りえさん。
広島の原爆で亡くなったその父親を 原田芳雄さんが演じている。
やはり 一人残され、自分が生きていて申し訳ないと、幸せになることを拒む娘と
幸せになって欲しいと願い幽霊となって現れた父親の話。
戦争を知っている人が、亡くなっていく。
戦争の悲惨さを若い人たちに知って欲しい~
戦争を経験した人は語る。
「戦争をしてはいけない」と~
決して、「戦争は仕方ない~」とは言わない。
それは、自分たちと同じ思いをさせたくないから~
辛く悲しい思いをさせたくないから~
その思いを真摯に受け止めなければ~と思う。

絵本「母と暮らせば」
文・山田洋次 / 絵・森本千絵
講談社
近々、小学6年生と、中学1年生に読み聞かせに持って行く予定~
時間も14分弱のよう~
泣かずに読むことができるかが 不安です。
練習・練習~
しかし、一瞬にして人が消えてしまうほどの熱線とは 如何ばかりか~
子どもたちに、このお話をうまく手渡すことができますように。
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